小麦粉関係：最近の全自動製麺機

摘要

わが国で製麺機と通常呼ばれる機械では,小麦粉または蕎麦粉などに水を混合して作った生地を,ロールで平たく圧延して麺帯にし,刃物で細切りして麺線にする方式が採られている。混合,圧延,切り出しの3工程が主要な工程で,最終麺製品の種類によっては,茹で,蒸し,調味,油揚げ,乾燥,包装,殺菌,あるいは冷凍などの工程が付随する。未糊化状態の生麺または冷凍生麺。 生麺を乾燥した乾麺。 熱湯または蒸気で糊化（α化）させた製品には,茄で麺,冷凍茹で麺,蒸し麺,焼きそば,冷凍焼きそば,および即席麺がある。 即席麺は加熱糊化直後に急速乾燥することで多孔質にした麺で,中心部まで湯をよく吸水する。即席麺を断熱容器に個装したカップ麺は世界で年間約40億食生産されている。