卵白を活用した新技術ビジネス

摘要

最近では、アレルギー保因者が増加し、3月ともなると花粉症に苦しむ人々が多い。一説によると、花粉症の有病者は1300万人と推定されている。毎年のように花粉症を発症する人が増えているにもかかわらず、その治療のほとhどが対処療法であり、その効果は一時的であり、場合によっては副作用がでることもある。ファイン工業エグザ研究所の福田社長は、ご自身も花粉症であり、花粉症でつらい思いをしている人々を助けたいという思いで開発してきた。キミを守るカシリーズは、卵白の持つ不思議な力の研究からスタートした。「卵白がヒナを健やかに育て守り抜く」「肌にやさしく密着しながら肌のリズムを整え、自活力を目覚めさせてくれる」そhな複合的な働きに着目したのである。昔から世界各地で行われていた卵白パック美容をヒントに、研究から生まれた“アミノ酸結合水(af101)”および“タンパク顆粒(exa-albumin)”（製法·用途ともに特許出願中）という2つの物質の素晴らしい力を発見した（図1）。ガラス容器に入れた卵白に、ある条件下で光をあてると、飛び出して冷えたガラス面にくっつくタンパク質と、そのまま残り固まるタンバク質とがある。この2つの物質とともに、ファイン工業工グザ研究所は、製法·用途の特許を出願している。