「食品安全マネジメントシステムISO22000」：「食品の危害から消費者を守るために」

摘要

原産地を偽り、賞味期限を偽り、素材をごまかし、本来破棄すべき原材料を再使用するなど、やってはならないことが次々と明るみに出ている。 これらの表面化した不祥事は氷山の一角ともいわれており、消費者はもう食品業界全体を信用できない状況になってしまった。 さて、食品は我々人間にとって生命を維持する上で欠かせないものであり、また食事は一家がコミュニケーションを図る憩いの場でもある。また、食事を仲介にして友人や恋人が大切な時間を過ごす時でもある。 このように食品は、日常の生活の中に溶け込み、その安全は確保されているのは当たり前で、まさか目の前の食品が偽装されたり賞味期限がごまかされているとは、消費者はまずは考えないものだ。