「部分最遠」から「全体最適」へ

摘要

デジタルピッキングシステム、デジタルアソートシステムの国内市場規模は今後の人口減少、生産拠点の海外移転等により著しい伸びはないと予測する。しかし高齢の作業者や日本語を母国語としない作業者の増加が予測される中、①スピーディに②誰でも③正確にピッキング（仕分け）が可能であるデジタルピッキングシステムは食品、アパレル、FA分野を中心に堅調で根強いニーズが存在する。当社はデジタルピッキングシステムありきではなく、顧客にとって何が一番最適な問題解決手法であるかというソリューション提案で事業を拡大してきた。2011年度の売上物件構成比率ではデジタルピッキングシステム以外のピッキング·仕分けシステム導入件数が約30％となり、コアビジネスを事業の柱にしながらもWMSや音声ピッキング、GAS（ゲートアソートシステム）等との連携を図ってきた。今後デジタルピッキングシステムの専業メーカとして魅力ある新製品を上市することは勿論、「部分最適」から「全体最適」へとビジネスを変革し、全てのステークホルダーに利益と感動を与えることが使命であると考えている。