流通情報システム化国際動向(16)：GDSNの最新動向～GDSN参加企業数が1万件を突破

摘要

GDSNとは企業間で、商品情報や企業情報を最新状況で継続的に共有するシステムである。 グローバルから見ると、商品マスターのデータ精度と、得意先への業務プロセスとその伝達に時間を要しており、30パーセントの発注データにミスがあると報告されている。わが国では取引先（卸売業、メーカー）は得意先のwebシステム対応等への個別対応が負担となっている。 GDSNの導入によって、データ入力の一本化（シングル·ポイント·エントリーの原則）を図りながら、商品マスターメンテナンス作業の軽減が期待される。