スーパーミクロ工法－進化した小口径長距離急曲線推進工法（泥水－工程方式）

摘要

近年、ライフライン整備が大都市から中小都市へ推移するに従い、また市街地での地中障害物·立坑用地等の制約より、長距離かつ曲線施工が可能な小口径推進の必要性が高まる中、ミクロ工法協会および自動測量研究会は、平成8年度に、従来の小口径推進工法では不可能とされた、長距離·急曲線並びに複数曲線を高精度で施工できる小口径推進の「ミクロ工法」を開発し、施工実績を伸ばしてきた。 しかしながら、昨今の"工費縮減"の流れから、より経済的な工法のこ－ズが増大しており、それに答えるべく、二工程式のミクロ工法を、方位計センサーの小型化実現等によって一工程式にバージョンアップしたものが「スーパーミクロ工法」である。 今回、大幅な施工単価の引き下げが可能となった画期的な「スーパーミクロ工法」の開発および実証実験が完了したのでここに紹介する。