地盤改良処理機「パペット工法」建て入れを高精度で実現－軟弱地盤改良工法で環境·工期·コストにメリット

摘要

竹中工務店と竹中土木では、深層混合処理機を買入させながらセメント系固化材を注入して軟弱地盤を固めるDCM-L工法（陸上の深層混合処理工法）をIT化し、地盤改良処理機の建て入れを高精度で行う「パペット（あやつりの意味）工法」を開発した。 パペット工法はオペレーターが処理機先端の位置をモニターで確認しながら6本のワイヤーを油圧ジャッキであやつり人形のように制御する。 建て入れ精度が向上することで、施工安全率を考慮して行っていた前工程と後工程の地盤改良杭のラップ面が縮小可能となり、改良土や廃棄土壌の削減による環境貢献以外にも、工期やコストにメリットが期待される。