建設機械の改造が不要で着脱可能な装置による無人化施工技術

摘要

近年、①社会インフラの老朽化の進行②地震?風水害等の災害への備え③人口減少?少子高齢化を背景に、建設分野におけるロボット化によって、 社会インフラの維持管理の合理化、および災害 対応の効果?効率を格段に高めることが期待さ れている。特に、①に示した社会インフラの老 朽化に対する調査点検は、その重要性が再認識 され、新しい調奄点検手法が幾つか提案されて おり、調査点検用ロボットの開発提案もなされて いる。これらの開発技術は、調査点検など高齢 化や減少が進む技能エの代替であるが、建設ロ ボットは②に示した災害復旧に代表される危険 作業の代替としての「無人化施工」が出発点で あり、長年数多くの現場で活躍している。この「無 人化施工」では、遠隔操縦専用の建機を用いる か装置を後付けする方法でシステム構築を行う ことになるが、無人化施工機器自体が少ないこ とやコストが高いことから調達が課題となってい る。