大規模埋立工事における造成管理システム＝GPS測量システムを活用した埋立作業＝

摘要

埋立方法としては、所定の土砂供給場所（三重県、徳島県、和歌山県、静岡県）から土運船により海上運搬した土砂を対岸部（前工程として海上の対岸部護岸工事は完了している）に接舷したリクレーマ船にて揚土し、埋立の進捗にあわせて造成用の重機（大型のブルドーザやダンプトラックおよび大型ショベルカー）により土砂の運搬、敷き均しを行う方法である。 埋立土量が約390万m{sup}3と大規模な造成工事であり、各エリアで次工程への引渡し時期が決められており、効率よく施工することが要求された、当JVとしては、GPS測量システムに基づく、造成管理システムを採用することにより、遅れることなく次工程に引き渡すことができた。 本稿では、使用した造成管理システムについて紹介する。