最新の土壌浄化技術と機械施工：VOC汚染土壌の原位置浄化·同時固化工法－VAMP-crete工法のシステム概要と適用事例

摘要

土壌汚染の汚染物質の内、揮発性有機化合物(VOC: Volatile Organic Compounds)は、比重が水よりも重く、地下水に溶解して移動しやすいことから、地中深部まで汚染されることが多く汚染も拡散しやすい。 このような汚染の対策技術としては、汚染土を掘り出し地上のプラントで処理する方法よりも、原位層で処理する方法の方が周辺環境に与える影響も小さく有効となる。また、最近は、汚染された土地の跡地利用が決定されたことにより、早期に浄化などの措置を行いたいという要求も多くなっている。当社では、上記のような背景や要求に対応できるVOC汚染土壌の原位置浄化·同時固化工法「VAMP- crete工法(VOC treating by AMP-method and simuItaneous concreting)」の開発を行い、既に4件の実工事にも適用した。