長距離同時推進工法の開発－1kmを超える長距離推進を可能に

摘要

地下トンネル築造技術の1工法である推進工法は、上下水道等ライフラインの普及と共に技術の発展を遂げてきた。 さらに近年の技術開発にはめざましいものがあり、施工の長距離化、急曲線化、大口径化など、新たな分野への活発な技術開発が行われている。 このように推進技術が進歩を続ける中、当社も推進技術発展の一端を担うべく、長距離同時推進工法の開発に着手した。 本報では、工法の概要と工法の成立に重要な役割を持つ、中押し管止水ゴムの耐摩耗試験を行った試験結果について報告する。