仙台市高速鉄道東西線建設計画の概要－21世紀の街を育む地下鉄東西線

摘要

仙台市では、昭和62年に開業した南北線に続く2本目の地下鉄として、平成27年度の開業を目指し、東西線の整備事業を進めている。 この路線は、市の南西部住宅地から都心や東部の流通業務地区を経て新市街地の整備が予定される荒井地区に至る建設キロ約14kmの都市高速鉄道である（第1図）。東西線は平成8年の整備方針の決定以後、平成10年にはルートを公表し、さまざまな議論や検討を重ね、平成12年にルートおよび導入機種を決定した。 その後、事業化の決定、鉄道事業法に基づく鉄道事業許可の取得、都市計画決定や環境影響評価の手続きなどが完了し、いよいよ本年度から本体工事着工の段階に至ったことから、東西線整備事業の経緯と建設計画の概要について述べる。