圧縮空気の水分分離について「高速サイクロン方式水分分離器「iB-Cyclone」の紹介」

摘要

圧縮空気を駆動力源、ブロー用途で利用する装置は数多くある。これらに利用する圧縮空気は装置に内蔵されたコンプレッサや、工場内の圧縮空気ラインから得られるが、圧縮空気を生成する際、空気中の水分（空気中に存在する湿気）は加圧すると気体から液体へ状態変化を起こしやすい。このように、圧縮空気中の液滴の処理は、従来のような圧縮空気のメインラインでの一括処理に加え、ライン末端や装置ごとでの個別処理が重要となっている。そこで当社は「必要なところ」に、「手軽」に圧縮空気中の液滴を除去する水分分離器「iB-Cyclone」（図1）を開発した。本稿では、圧縮空気の水分分離について、当社新製品「iB-Cyclone」を用い説明を行う。