並列GAによる局所接触探索解の多項式近似

摘要

自動車の衝突解析など様々な分野で有限要素法による接触解析が行われている．接触解析では，変形を追跡しながら接触箇所を特定するための接触探索が必須である．最も標準的な接触アルゴリズムとして，汎用解析コードDYNA3Dなどに用いられているnode- segment型接触アルゴリズムがある．node-segment 型接触アルゴリズムでは，接触探索は大域的探索と局所探索に分けられる．大域的探索では解析領域全体から接触点を含む候補となる最近接の節点とセグメント（要素の表面）のり組が抽出される．局所探索ではその選択されたセグメント内において接触点の局所座標ζ{sub}c，牝を算出し，買入深さの計算やセグメント各節点への接触力の配分計算が行われる．6面体要素の場合，セグメントの形状は4辺形となり，接触点の局所座標算出にはNewton法などの反複解法が用いられる．