小学生のためのIT倫理教育用マルチメディア教材開発の試み－ネット社会を異文化として捉えたIT倫理教材作成の検討

摘要

近年、インターネット社会の発展に伴い、それを発端とする様々なトラブルや事件が発生している。 本研究では、IT倫理教育の開始を要する時期やその内容を検討することを目的として、佐世保高専電気電子工学科学生（1～5年生；15～20才·約180名）にITに関する意識調査を行った。その結果に基づいて、小学校におけるIT倫理教育を心の問題だけに特化することなく、現在のネット社会を異文化として捉えることができるようなマルチメディア教材の開発を試みる。