片振り引張疲労における正常荷重および過荷重をロープに作用させた場合の素線のひずみ変化と耐久性への影響

摘要

この論文は，正常の荷重（ロープ破壊荷重の28％：70kN）が繰り返す場合，および疲労試験の前に過荷重（ロープ破壊荷重の80％：200 kN）が作用した場合における，6ストランド構成ロープの片振り引張疲労試験荷重の繰り返しに起因する素線のひずみ変化，およびこの素線のひずみ変化の疲労寿命に及ぼす影響を調査したものである．この調査のために，次の二つの実験を行った．