イラストで学ぶ クレーン等の安全作業（4）: 積載形クレーンの労働災害と安全な作業方法

摘要

今回は，全事業場で多数使用している「積載形トラッククレーン（以下「積載形クレーン」）」をテーマにする。なお，クレーン等には，「クレーン·移動式クレーン〔*C〕」があり，「トラックCr·ホイールCr·クローラCr·その他の移動式Cr〔*d〕」に大分類されている。〔*a〕現代の日本は，「電気なくして生活〔*e〕も産業も成り立たない」ことが明らかになった。非常用発電設備の備えがなかった，漁業組合（製氷機が稼働せず，漁船が出航不能）·牧場（餌の供給不能）·温室（ビニールハウスの倒壊）など」は，長期間操業不能に陥った。〔*b〕台風19号は気象庁の統計で，1982年以降の歴代2位の降水量であった。広域水害を受けた地域の「洪水ハザードマップの確認」の周知が今後求められる。特に，河川の氾濫は，年年河川の川底が上がっている〔天井川〕ので，「川底を掘り下げる·河川内の樹木伐採·伐根と公共·公益性のある施設の受電設備·非常用発電設備の冠水·止水対策」と，「送電用鉄塔の強度基準見直し」が迫られた。〔*c〕移動式クレーンとは，「荷を動力を用いてつり上げ，これを水平に運搬することを目的」とする機械装置で，「原動機を内蔵し，かつ，不特定の場所に移動させる」ことができるもの。〔*d〕トラックCrは中分類として，「トラックCr，オールテレーンCr，積載形クレーン」。ホイールCrは，「ホイールCr，ラフテレーンCr（ラフター）」。その他の移動式Crは，「浮きクレーン，鉄道クレーン，油圧ショベル兼用クレーン」がある。〔*e〕飲み水確保のため，「セイシェル·サバイバルプラス携帯浄水ボトル」〔小生は15年前から山で愛用〕を推奨。「風呂水·雨水·溜り水など」を浄水して，ボンべ式コンロで煮沸すれば安心して飲める。