飲料製造技術と品貭保証技術：直接加熱滅菌装置インジェクショシ及びインフュージョン兼用システム

摘要

テトラパックは様々な製品に対応できる液体食品用滅菌装置を手掛け，既に世界で2,400セットの実績がある。 液体食品のロングライフ製品の製造において大切なことは，製品の品質を高くし，それを常に安定させることである。 その為には各工程（原料の受入，調合，殺菌·滅菌，貯蔵，充填）で，信頼のおける機器を使用し，またそれぞれの機器及び一連の工程を最適な条件で組み合わせ，全体の管理を行うことが重要である。 その中で製品に適した滅菌装置を選ぶことが最も重要である。 テトラパックでは種々の滅菌装置を取り扱っているが，その機種とアプリケーションを文末別表1に載せた。 この中でテトラパックは従来直接加熱滅菌装置としてはスチーム·インジェクション方式を採用してきたが，インフュージョン方式に対する需要も根強よく，この度この滅菌装置シリーズにインジェクション·インフュージョン兼用タイプ（図1）を加え，世界各国に実績が出来た。 下記にアプリケーションも含めて紹介する。