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摘要

日清製粉は家庭向けのパスタで，乾めhと冷凍の価格をそれぞれ従来品より数割から2倍ほど高額に設定した戦略商品を発売。乾めhタイプの新シリーズ「レガーロ」と，パスタにソースを合わせた冷凍タイプの「TOKYO PASTA」。レガーロは業務向けに販売していたのを刷新し，ロング，ショートサイズのパスタ以外にパスタソースも加えて計9品を発売。TOKYO PASTAは，「赤ワイン煮込みポロネーゼ」「蟹の旨み濃厚クにクリーム」の2種の味で，一般的な皿付きタイプではなく，ソースとパスタをあえて別々に調理して皿に盛りつける商品にして高級感を出した。イタリア料理の人気でパスタの市場が拡大して一般家庭にも定着したが，ここ数年は伸びが止まっていて，乾めhタイプのパスタはスーパー店頭などで値引き対象にされやすく安価な料理のイメージを，プレミアム（高級）を切り口に新たな需要を掘り起こす。