セントラルキッチンに於ける衛生管理の重要性

摘要

2011年8月下旬，大手のファミリーレストランチェーン店18店舗で，細菌性赤痢（ソンネ赤痢菌）による患者52人の食中毒事件が発生した。患者は，8月18日～20日の間に，各店舗で「豚肉生姜焼き和膳」や「野菜と豚肉の塩だれ妙め工「おろしユズポン酢の唐揚げ和勝」などの和食膳を食べていた。これらの食事は同一の集中調理施設（セントラルキッチン）で調理·加工された食材でつくられたものであった。原因食品として，そのほとhどのメニューに共通して添えられていた「野菜の浅漬け＝大根の浅漬け（大根，ニンジン，キュウリ，大業）」が推定されている。