オゾン水を利用した食品製造工程における洗浄と微生物の殺菌

摘要

食品を製造し取り扱うには，食中毒などの恐ろしい事故を防ぐため，まず第一に食品衛生の基本である「清潔」な取り扱いをして，はじめて衛生的な食べ物を作ることが出来る。 このため食品衛生法により衛生管理の基本が制定されていたが，平成7年7月PL法（製造物責任法）が施行され，ますます製品に対する製造者（加工者）の責任範囲が厳しくなった。 そこで事故を未然に防ぐため，高い確率で安全性が保証出来るHACCP（Hazard Analysis Critical Control Points）システムが構築され，衛生管理手法として重要なものになっている。