食品製造プロセス用水における塩素酸濃度管理

摘要

昨今，食品会社においては，ISO9000認可取得，HACCP（Hazard Analysis Critical Control Point System）方式の導入，自主衛生管理システムの構築を大きなテーマとして取り組む企業が増えている。PL法により製造責任がより明確化され，食品製造工程における品質／衛生管理は，各企業にとって必須事項となっている。水は，食品工場において洗浄水として，製造加工用水としてあらゆる場面で使用されている。蒸気·消火用水などの食品製造とは関係のない目的の使用においては，特に水質に注意する必要性はないが，食品の取り扱いや製造加工の場面では，使用水の種類と水源の種類を確認し，目的に合致した消毒された水を使用することが必要である。