生産加工を支える新技術－これからのものづくり〈我が社における製品開発の方向〉：不良率ゼロを目指した高品位な製品づくり

摘要

現在は，このような技術開発をベースとして，高い精度範囲においての不良率ゼロを目指した製品づくりに取り組hでいる。 一般的に言えば，不良率ゼロは必ずしももっとも経済的な生産とはならないが，上記のような高精度な部品加工の場合には，部品コストが高く，したがって不良廃棄損失自体が大きいこと，不良率を見込hでの余分な設備や検査費が高額となること，また重要部品であることからトラブルシューティングの費用が大となることなどから，設備コスト評価上それが大きなメリットとなり得るからである。本稿では，その一端について述べる。