自動車の最新技術とそれ支える加工技術－CNCタッピングセンタによる自動車部品加工

摘要

タッピングセンタほ1985年に，初代モデルTC- 211が発売されて以来，2005年1月で累計生産台数30,000台に達した。 納入先を分類すると50％が自動車および2輪業界で占めており，われわれの事業が少なからず日本の基幹産業の一つである自動車産業に貢献していると感じる。 図1に，NCボール盤に分類される主軸テーパ30番のタッピングセンタの主なアプリケーションを示す。 タッピングセンタの自動単発界向けアプリケーションは，スタータやオルタネータなどホ物アルミ自動車部品の穴あけやタップ加工から始まり，小物部品ではあるが加工精度が要求されるリーマ，ボーリング加工へ展開する方向と，大形ワークの穴あけ，タップ加工へ展開する方向へとその領域を広げてきた。今軌紹介する新製品でTC-22B（図2）ほ，タッピングセンタのアプリケーション領域をさらに大形ワークの仕上ぼ加工（ボーリング，リーマ）に広げるために開発されたものである。