脈動調整機構付往復動型無脈動定量ポンプ

摘要

往復動型定量ポンプは、古くから高精度の計量目的で使用されてきた。通常の往復動型定量ポンプの吐出波形は、正弦波状の脈動を持っている。その中で、定量性かつ無脈動を求められるフィルムコーティング用途等に、2連以上のシリンダの合成吐出波形が無脈動となるように特殊設計された、往復動型無脈動定量ポンプが使用されてきた。近年、プロセスの高圧化やフレキシブルな生産量変更による多仕様点等により、脈動をより小さく、広い範囲で保つことが求められてきた。これら市場の要求に対して、新たな機構を取り入れ対応した、当社2連往復動型無脈動定量ポンプについて紹介する。