リサイクルの評価技術調査研究～廃棄物処理及び下水処理における新環境評価手法の提案

摘要

近年、循環型社会構築に向け、循環社会形成基本法（平成12年6月）や各種個別のリサイクル法等、リサイクル関連法体系の整備が進hでいる。 今後更なるリサイクル社会の定着を目指すには、経済性と環境配慮を両立させた効率的なリサイクル技術の開発が必要である。 各種廃棄物のリサイクル技術はマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクルの3つに区分される。 しかし、リサイクルの現場では、排出された廃棄物の成分や性状に適した前処理も含めた技術、環境負荷の少ない技術、経済性に優れる技術、リサイクルされた製品の品質や価格競争力に優れる技術等の様々な理由から、ケースバイケースで判断した技術が選定されており、統一的かつ総合的な判断基準が存在していない。