二次電池用電極材シートの圧縮加工ロール設備事業－日立エンジニアリングサービスの高精度ロールプレス機

摘要

当社は、日立製作所の－グループ会社上して、主に電力·電機設備プラントや一般産業用機械に関わる分野でエンジニアリング、製造、据付、保守サービス等の事業を展開してきました。 当社は、従来より、ポリカーボネートなどを代表としたエンジニアリングプラスチックを成形材料とするシート、フィルム（高い厚み精度と低ひずみを要求する光学用途の成形品）のロール成形機の設計、製造事業に取り組hできました。 近年、着実に成長している分野としては、携帯電話やパソコンへの使用を代表とする二次電池（バッテリー）の業界がありますが、当社もロール成形機等で培った技術を生かし、1995（平成7）年より二次電池電極材のプレス加工設備の分野に参入し、事業を展開しております。 写異1に本ロールプレス機を示します。 二次電池の種類の中でも、最も小型、軽量で大容量なのが、リチウムイオン二次電池です。 材料の価格も他の二次電池に比べ、最も高価なものですが、高密度実装して容量を確保するため、プレス後の厚み精度の要求が最も厳しく、厚みバラツキは±1～3μ程度となります。 本ロールプレス機はリチウムイオン電池への適用を主体とし事業を開始しました。 事業開始から現在に至るまで、販売台数は海外を含め約40台となり、国内での納入シェアは約90％となります。 以下にそのロールプレス機の概要を紹介します。