適材適所でツールを選択，現実路線で設計·製造プロセスの改革に活用：日刊工業新聞 設計·製造ソリューションユーザーアンケート詳報

摘要

3次元CADをはじめとしたITツールが設計·製造現場に定着するなか，ユーザーの活用方法も成熟化－日刊工業新聞社が全国の取材先を対象に行った「設計·製造ソリューションユーザーアンケート」の結果からモノづくりの現場においてITツールの活用度合いが一層深化していることがわかった。ただし，業種や工程によって活用スタイルは異なり，ユーザーとして主体的にITツールを活用していることがうかがえる。 また，3次元モデリング作業を派遣会社や外注菜者に依頼するユーザーが増加傾向にあり，3次元データのニーズの高さも明らかになった。 調査は06年9月中旬から10月中旬にかけて，本社および全国の支社·支局を通じて取材先の約400事業所にアンケート用紙を配布，234事業所から有効回答を得た。今回も自動車，電機，産業機械など主要機械系製造業を対象とした。