中国文化入門 第24回 中国の法と情（下）

摘要

日中韓の情が法に優先する文化は，それぞれで違った現れ方をする。日本のメディアは，中韓で起こった情を優先した事件を見下したような報道をするが，実は日本も類似の情文化が残っていることが．筆者の報告でご理解いただけたと思う。日本は民主主義ゆえ，時代に合せて法律を変えることができる。法が現実（実情）に合わなければ，どhどh変えればよい。一方，中国ではすでに習近平が「法を優先すべき」と気づいて改善を決断している。時間がかかるが待つしかない。中国で業務上，地方政府の法を無視した横暴に出くわしたら，習近平の方針を主張すればよい。ちなみに，米国の古い友人にこのテーマで質問したら，米国の裁判でも，法の範囲内の情状酌量があるとのことだった。