世界のロボット企業,急成長する中国市場で戦略製品をアピール：中国国際ロボット展覧会CiRO52016

摘要

7月 6～9日に中国·上海市の国家会展中心で開かれた「中国国際ロボット展覧会（CiROS2016）」（写真1）。国際ロボット連盟（IFR）が公認する中国国内唯一の展示会とあって，世界各国の有力ロボット企業が集い，会場を沸かせた。現地では人件費高騰や労働力不足意などにより，産業用ロボットの需要が急拡大している。ロボットへの注目度が高まる中，参加各社はそれそれの戦略製品を出展し、技術力をアピールしたのロボットを用い，多種多様な応用技術を紹介した。目玉の1つが，垂直多関節ロボット「モートマンーMH50II」を用いたレーザ溶接システム（写真2）。アームの先端が素早く動きながら，厚さ1mm以下の薄板を効率的に接合できる。「自動車のほか，OA機器の製造用途などでも需要があるはず」と廣田博康安川電機中国技術統括部長は期待する。