実例で学ぶほhとうのTRIZ こうすれば使える発明の法則：第1回 TRIZって何？

摘要

「TRIZ（トウリーズ）？ちょっと前ブームになったロシア生まれの発想法ね。でも今はあまり聞かないな」「なhでも特許をベースにしたアイデア発想法みたいだけど，結局だめだったよ…」。しかし，今またTRIZが熱い。多くの企業で成果を生み出し始めたのだ。そのヒントは，TRIZを発想のための手法を単品で扱うのではなく，問題解決への一連の思考プロセス化することだった。つまり今までは先人たちの知恵の使い方が悪かったのだ2002年前後に一度下火になったと言われていたTRIZが，なぜまた復活したのかを日本の設計者に伝えたいとの思いから，今回筆を取らせていただく機会を与えて頂いた。企業復活のキーワードともいえるイノベーションと，それに大きな効果を与えるTRIZを使った思考プロセス。私たちが，どのようにして使えるTRIZに変えたかを，6回の連載で書く予定なので，TRIZに初めて触れる方も，これまでのTRIZに苦い思い出のある方も含めて，各自の創造性を高めるヒントになれば幸いである。