コラム：一杯のコーヒーから（161） 知について考える（その2）: Interactive Holistic Perception

摘要

前回は本能と身体の重要性について述べた．今回は，それに関連して筆者が開発したMahalanobis Distance-Pattern（MDP）Approachについて述べる予定であったが，その前に同手法を利用する場合，その前提となるコンピュータやセンサーの状況を明確にしておく必要があるので，まずそれについて詳しく議論をおこなう．最近はCloud Computingが盛hとなり，計算環境は集中系へ進むかと思われたが，Securityの問題もあり，また多様化，個性化が急速に進み，自分の場所で現地処理したいとの希望が急速に増大し，分散系が急速に注目されはじめた．