機械構道用金属材料の超高サイクル疲労(14):最初の国際会議EUROMECH382(VHCF-1)前後の研究動向(10):最初の国際会議EUROMECH382(VHCF-1)前後の研究動向(10):最初の国際会議EUROMECH382(VHCF-1)前後の研究動向(10)

摘要

前回講座(13)に記載された材料強度確率モデル研究会(The Research Group for Statistical Aspect of Material Strength; RGSAMS)の共同研究の一環として，同一材料(SUJ2)を用いて中島·酒井らはギガサイクル域まで回転曲げ疲労試験を実施し，破壊形態や破壊過程を詳細に調べている．試験片の化学成分や形状·寸法，さらに金属組織等についてはすでに前回講座で詳述したので，ここでは触れないこととする．疲労試験機についても同一の4連式回転曲げ疲労試験機が用いられている．