高速5軸円形型彫盤による金型加工の工程集約技術

摘要

現在、自動車の自動運転技術やEV化が進み、走行距離延長のためにさまざまな自動車軽量化技術の開発が進められている。自動車の樹脂部品の薄肉化も軽量化の1つとして考えられている。樹脂部品薄肉化により金型に組み込まれるスライドブロックやそのスライドピン穴の数が増加し、穴明け加工工程やブロック穴加工が増加し、加工工程が増加することが考えられる。今まで企業努力により金型加工のリードタイム（LT）は短縮されてきたがこの工程増加がLT短縮の弊害になってくるものと思われる。