機械加工現場の改善ポイント-ものづくりと品質向上の決め手：最終回 継続的改善の必要性～改善を常に考える職場にするためには

摘要

2015年4月号から「機械加工現場の改善ポイント」を連載し、今回が最終回となります。聞き慣れない用語に戸惑われたと思いますが、全24 回の連載の内容は、企業で利益を生むための活動をほぼ網羅しています。なぜ、治工具やツールの管理をしなければならないのか、加工機や工程のデータを取って精度を上げなければならないのか、目的を理解して積極的に取り組む場合と、上司や先輩から指示されたから行っているのとは、プロセスも結果も異なってきます。工程には変化点が常に発生します。変化点は4M（Man＝人、Machine＝機械、Material＝材料や前工程からの仕掛品、Method＝製造方法）の変化·変更が工程のばらつきの原因となります。最も大きな変化点は工程や製品仕様の設計変更です。