PCノートティカーによる誤入力文章の自動修正システム

摘要

筆者は聴覚障害を持っているため，大学における講義では情報保障としてノートテイクを利用している．その過程で様々な課題点が存在することを経験的に学hだが，それらを工学的に補助する最適な手法を模索するために，本学の学生10名に対し講義音声を単独でパソコンノートテイクする実験を行い，分析した．分析によってノートテイカーの固有のテクニックが判明し，テクニックを使用することによりノートテイク結果にミスが増加することが分かった．そのため，ノートテイク結果の作成者，利用者どちらにも有益となるノートテイク結果の誤入力·変換誤りの自動修正システムの検討を行い，検討手法によって変換誤りの81.14%を修正できた．