各種オーディオアンプの低域位相特性の精密計測法

摘要

感音性難聴等の聴覚障害者へ超低音の波面を忠実に伝送して，音楽試聴における音質向上の研究を行っている?96kHzサンプリング，16bit量子化による新たな計測法を示す．本計測系での位相回転の検出感度は，50Hz時に0?20（1／1920波風10．4?S）であることが実験的に確かめられた．本計測系を剛、，回路形式が明らかで低音域の音質に関してDC遮断回路の時定数の影響が支配的な回路形式の異なる各種市販オーディオアンプの入力波形と出力波形の位相周波数特性を測定した結果，ほぼ設計通りの時定数と位相回転との関係を実証できた．具体的にはサーボアンプのNFB回路の，低域カットオフ時定数コンデンサの容蚤を変化させて珊定した．各種アンプの低音域位相周波数特性を検討したところ，25鮎時で0別口（1．3?S）から3l。 （ヨ㈱l上S）の善があり，250Hz付近で収束することが観測された?この，低音域の位相周波数特性測雇はBⅢel＆桝erType2012のStea卸StateR8SpOn5eモードによる測定に比較して，簡便に同程度の精度で測定できる利点を有する．