洗浄業務の中央化による安全性と効率性の効果

摘要

当センターではSPDシステムにより,院内使用物品を中央管理し供給している。 その中の滅菌部には看護師が配置され,手術·病棟外来で使用される器材を管理し,実際の洗浄滅菌業務は院内委託のサクラ精機が行っている。 1993年12月に病床数1064床で開院。 当初より洗浄滅菌業務は院内委託し,器材の一次洗浄は各部署で行っていた。病院機能評価V4．0受審時（2004年3月）に,部署での一次洗浄廃止と洗浄業務の中央化にむけて,自動ジェット式超音波洗浄装置2台を購入（2005年10月）した。 （図1）業務員の安全性を考慮した作業工程の検討を重ね,翌年2006年3月に外来部門,同年5月に病棟を含めた全面中央化に移行した。 7ヶ月を経過した移行後の効果について評価したので報告する。