忘れえぬ英国の庭マダム髙木のィギリス薔薇紀行 シシング八ーストキャッスルガーデン

摘要

英国の南西、ケント州にあるシシングハーストの庭は、最も美しい庭のひとつとして世界にその名を知られ、ガーデンファンなら一度は訪ねてみたいと思う庭でしょう。16世紀のエリザベス王朝様式の赤いレンガ造りの建物は、真h中にふたつの塔がそびえ立ち、左右へ大きく翼を広げたような形が特徴的です。建物の向こう側にはエレガントでかぐわしい庭があり、人々を招き入れ、限りなく魅了しているのです。この庭を作ったのはビタサックビルウェストという女性。貴族の家に生まれ、作家としてまた詩人として活躍していましたが、半ば廃墟状態であったこの城跡に魅了され、庭作りを思い立つたのだと伝えられています。ここを買い取り、移り住hだのは1930年。以来、夫のハロルド二コルソンと共に30年の歳月をかけ、このすばらしい宝石箱のようなガーデンを作つたのでした。