夏秋ナス品種試験の中間報告

摘要

近年，夏秋ナスの作付けは，全国的に水田転作や他品目からの転換等で増加しており，岡山県においても平成10年は前年比119％の増となった。 また，昨年は，比較的天候に恵まれ，収量は多かったものの価格が安く，販売に苦労した年であった。本年の作付け状況は，昨年のきびしい販売状況を反映して，作付けは若干減少している。 県内で栽培されている夏秋ナスの品種は，主に千両2号，筑陽の2品種であり，栽培上の課題としては，収量の向上，青枯病等の土壌病害対策，栽培期間を通して安定した樹勢管理等が考えられる。