パラの毒液土耕栽培のポイント

摘要

岡山県に養液士耕栽培が導入されて約10年になります。 この間，産地では栽培方法に関して試行錯誤を繰り返し，ようやく安定した栽培が可能となりつつあります。 ところが，岡山農試の化学研究室の調査によると，養液土耕栽培を行っている圃場の多くは濯液量が過剰で，慣行土耕栽培に比べて肥料が無駄になっているケースが目立っています。 さちに悪いことに，これらの肥料成分は土壌中に年々蓄積され，近い将来に栽培に影響が出てくることも懸念されます。