プロのコッ教えます木村正彦の楽しい盆栽教室「実生德年生黒松の整枝剪定」豪快な幹味の実生黒松を仕立てる

摘要

かっては盆栽界隆盛の牽引役だった黒松。その実生仕立てブ—ムの初期から、流行り廃りに左右されずに今日まで着実に培養され続けてきた樹齢約^年生の素材。以前は畑仕立ての時代があつたのかもしれないが、根の追い込み剪定もしっかりと行われて薄鉢に上げられ、天神川砂で多肥多水で培養されてきたもの。木村氏の手により、初めて本格的な整枝剪定、針金かけ、そして本鉢上げが行われた。厶フ後約4年で飾れる雄樹に仕上げる予定だという。生徒先生、今日は黒松の根巻き素材ですか。ずいぶh太くて立派な幹ですね。これで何年生くらいなhですか。木村先生実生約40年生と聞いています。いわゆる黒松実生ブ—ムの最盛期に実生されたものですね。当時は黒松の実生素材は大量に生産されたhですが、ここまで継続してしつかり手入れがされている樹は比較的少ないhですよ。生徒たしかによく見ると、幹が太いだけじゃなくて、太すぎる枝がなくて適切な時期に犧牲枝が抜かれてここまで丹精されてきているのが伺えますね。