熱可塑性樹脂粉体塗料·塗装の基礎と応用（第14回）

摘要

この静電塗装法は流動浸漬（しhせき）塗装法に静電気を応用したもので，流動槽内で流動している粉体塗料に静電気を印加して塗装する方法である。 静電流動浸漬塗装の原理は,第18図のように，流動槽内の電荷を帯びた粉体塗料は（一般的にはマイナス荷電）ドライエアによって流動し，同一荷電を持った粉体塗料が槽内で電気的な反発を起こして，粉体がクラウド（煙霧状）状態となる。 このクラウドの中に被塗物を浸漬し，静電塗装を行い，その後,焼成して塗膜を形成させる。