再生骨材製造システム「TRASS~R」

摘要

近年、産業廃棄物の減量化·リサイクル化の必要性が大きく叫ばれており、特に全廃乗物排出量の20％を占める建設副産物のリサイクルは重要な課題とをっている。 国土交通省によると建設業界が排出するコングノート廃材量は2010年皮に4,500万tまでに達すると想定されている。 現在、路盤材に転用することで96％のリサイクル率を達成しているが、将来的な道路工事需要、加えて最終処分場の残余年数を考慮すれば既に飽和状態にあり、路盤材以外の用途開拓が急務であるといえる。このような背景の中、太平洋セメントでほ3年前から廃コンクリ一丁高度再生利用事業の具体的な事業化モデルの構築を目的とし、コンクリート廃材（解体材）から取り出した租骨材を新築コンクリートに使用して再資源化を図るべく、関係会社6社と共同で「再生骨材·コングノート事業化検言寸会」を結成し、その事業性の検討を進めている（表-1）。