溶鋼鍋壁キャスタブル耐用向上--混練条件がキャスタブルの混練物と施工体に与える影響

摘要

一般にキャスタブルの高耐用化には低水分施工による緻密化が有効である。直近実施したラボ実験により，高速混練することで高フローの混練物と緻密かつ高強度の施工体が得られることがわかった。 この結果は高速混練により低水分施工が可能となり，かつ得られる施工体の耐食性も向上できることを示唆している0今回君津1製鋼工場溶鋼鍋においてこの知見に基づいた混練方法の改善を主体に低水分施工に種々取り組hだ。 本報ではその結果について報告する。