地質標本館における「今月の地震」展示と来館者対応

摘要

地質標本館1階ホールにはディスプレイが4面あり（第1図），かつて上2面には日本と世界のリアルタイムの地震の震源表示があった．向かって左下はタッチパネル式になっていて標本館のホームページを表示しており，右下は地震計が捉えた微動をリアルタイムで表示している．2008年夏より，左上は映画の予告編のように，標本館映像室で見ることのできる映像資料を抜粋編集したものを，右上は気象庁一元化震源要素から提供される毎月の地震の震源の位置を，産総研地質調査総合センター発行の重力のブーグー異常図の上にプロットした図面と，震源の位置だけを北緯37－39度の範囲の東西断面図を，それぞれスライドショーにして表示している．震源をプロットした図は毎月，標本館スタッフである筆者らが更新作業を行っている．