SEG，世界の資源探査2002：鉱床発見に至る蓄積された探査手法，および現在の北米大陸南西部のポープイリー型鋼鉱床について

摘要

アメリカの鉱床学会は例年秋にアメリカ地質学会（GSA）と一緒に，地域的な中心地であるデンバーで行われることが多く，昨年も10月26日～30日に当地で行われた。 これはサイエンスとしての鉱床学の研究発表の場として知られている。鉱床学は資源の探査及び利用の側面から鉱業界とも密接に関連しており，鉱業面からの成果の発表会がほぼ10年に1回の割合で開かれている。 昨年はその年に当たり，研究発表会が2002年4月14～16日にデンバー新空港とデンバー市街地との中間にある新しい集会地であるホテル街（写真1）で開催された。 今大会はGlobal Exploration 2002：Integrated Methods for Discoveryと題するものであり（写真2），この10年間に話題になった世界の主要鉱床について講演者が指名され，その間の探査成果が発表された。 また，古くから掘り続けられている巨大鉱床の近況も報告された。ポスター発表は別に71件が用意された。 またワークショップも時流に則した5テーマで実行された。