米国コスメ市場の現状

摘要

調査会社NPDグループの今年2月の婦人専用化粧品調査によると、2014年の婦人専用化粧品総売上は112億ドル。前年比3％増となった。婦人用はメーキャップ商品、スキンケア、フレグランスと3種に大きく分けて調査されるが、各カテゴリーとも前年比6％、同1％、同2％増と安定した成長となつた。同調査会社では、婦人市場をプレステージ（Prestige）とマス（Mass）に分類し、前者は百貨店等に並ぶ高額商品。後者は大型薬品専門ディスカウンターのチェーン店等で売られる比較的お手頃な価格の商品を指す。プレステージゾーンのメーキャップ系は、前年比6％増。中でも口紅関係の売上が好調で、色はピンク系が赤系を23％上回った。