触覚インタフェース装置を用いた遠隔制御システムにおける触覚メディア出力品質の主観評価

摘要

本報告では，一つの触覚インタフェース装置を用いて，遠隔にある別の触覚インタフェース装置を制御することを可能とする遠隔制御システムを検討対象とする．このシステムを用いると，インターネットを介して，指導者が遠隔地の学習者に対して，力覚を伝えながら，絵画や図形の描き方及び装置の操作方法等を指導することができる．本報告では，3種類の異なる図形の書き方を例にとり，ネットワーク遅延とその揺らぎ及びパケット欠落が触覚メディアの出力品質に与える影響について，主観評価によって調査した結果を述べる．