アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計用超伝導受信機の開発

摘要

南米チリ北部の標高5000mにあるアタカマ砂漠に誕生したアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計（ALMA）は、東アジア·北米·欧州合同で建設した地上最大の電波望遠鏡である。本稿では、ALMA電波望遠鏡の概要を述べると共に、望遠鏡を構成している66台のすべてのパラボラアンテナに搭載される我々の開発した超伝導受信機の性能などについて紹介する。